治療例

インプラント治療症例

【case1】上部構造:ブリッジスクリュー固定

 以前に上顎にインプラント治療を行い、定期的にメンテナンスを行っている症例です。インプラント治療を行った当初、右上の小臼歯について抜歯も検討しましたが、患者様の『自分の歯は1本でも残しておきたい』とのご要望もあり前歯と左奥のインプラント治療を行い、左でしっかり咬めることで、動きの大きかった右上の小臼歯の負担も軽減でき、15年以上もたせることが出来ました。
 今回右上の小臼歯を残念ながら抜歯することとなりましたが、以前に予知性をもってインプラント治療(上部構造の設計など)を行っていたことにより、抜歯後は上部構造のやり替えだけで、患者様には生活のクオリティを下げることなくお過ごし頂きました。
 人前でお話する機会が多いとのことで、上顎については義歯ではなく、インプラント治療を希望されており、下顎については今後の残っている歯の状況も検討したうえで、義歯をお使い頂いております。

治療期間3ヶ月
治療費用上顎構造のみ180万


【case2】上部構造:ブリッジスクリュー固定

【case2】上部構造:ブリッジスクリュー固定
 上顎前歯が何度も外れて、下顎前歯も動揺し、義歯も当たってしまい、痛いのを我慢して使用されていた症例です。数年ごとに転勤もあり、同じ歯科医院に長く通院できなかったご事情もあったようです。
 歯科治療の基本となるかみ合わせも修正する必要があり、上顎前歯部はインプラント治療(ブリッジスクリュー固定)下顎はマグネットを用いた総義歯を製作することで、早期の段階でかみ合わせも安定させることができました。
 治療終了1年後に、やはり転勤となり、転居されることになりましたが、ガイドデント(インプラント1保証会社)に加入されていることにより、転勤先では当院より御紹介させて頂いた歯科医院にて、安心してメンテナンスをお受け頂いています。

治療期間10ケ月
治療内容上顎 前歯部 手術+上部構造
   臼歯部 補綴処置
下顎 マグネットデンチャー
治療費用合計 200万


【case3】上部構造:ブリッジスクリュー固定

【case3】上部構造:ブリッジスクリュー固定
 歯ぎしりが原因で奥歯が咬耗してしまい、上顎前歯に関しては歯ぎしりが原因で歯根が割れてしまった症例です。
 嘔吐反射がつよいため、入れ歯を入れることが出来ないとのことで上下顎ともにインプラント治療を希望された患者様です。
 上部構造セット後は定期的にメンテナンスを受診頂いておりますが、その際には就寝時に使用しているナイトガードの確認もさせて頂いております。
 インプラント治療をきっかけに禁煙もされ、ウォーキングもはじめられたことで血糖値も改善され、益々若々しく、そして健康的になられた印象を受けます。

治療期間10ケ月
治療内容上顎 前歯部       
下顎 臼歯部 
   補綴処置手術+上部構造
治療費用合計 350万


【case4】上部構造:義歯 可撤式

【case4】上部構造:義歯 可撤式
 インプラント治療の固定式ブリッジで長く過ごされておられましたが、上顎右半分のご自身の歯がすべて保存が難しく、抜歯せざる負えなくなった症例です。当初インプラント治療を受けた年齢が60代。現在80代となり自宅でのセルフケアやメンテナンスのための通院になどついても考慮し、患者様と相談した結果、可撤式上部構造(患者様がご自身で着脱できる義歯タイプ)を選択致しました。
 使用できるインプラントはそのまま温存し、アバットといわれる上部構造を固定するパーツを交換。のどの奥を大きく開けてもこのパーツと義歯がしっかり嵌合するので、落ちたり、かたつくこともなく、硬いもの(タコのお刺身)や咬み切りにくかった食材(お浸しなど)も召し上がって頂けるようになりました。
 粘膜に密着した上部構造ではありますが、ご自身で外すことも可能なため、義歯の内面(歯茎に触れる部分)だけの他、アバットや歯肉部分も部分も簡単にお手入れすることができ、常に清潔な状況でお使い頂けます。

治療期間10ケ月
治療内容手術+補綴(上部構造)
治療費用150万


【case5】上部構造:ブリッジ(義歯形態)固定式

【case5】上部構造:ブリッジ(義歯形態)固定式
 下顎の義歯が装着しただけでも痛くて咬めず、痛いために粘膜面を削合してもらうが、ゆるくなって合わなくなってしまうことを主訴に来院された患者様です。インプラントについても何回か相談したが、骨がないため出来ないと言われあきらめている。食事がとれないため体重が減り、体力にも自信がなくなったと話されていました。
 入れ歯を入れるだけでも痛くなる理由を骨が吸収している部分に神経の枝が接していることをCT画像にてご本人とご家族に説明。
インプラントをアンカー(支えと)したブリッジ(義歯形態)を使用し、神経に触れる部分には加圧時の粘膜負担を最小限に設計した上部構造を提案。  
 治療方針の説明時に『今まで自分のことは遠慮して話さない母が初めてこの治療は受けたいと話しています』と娘さんが話していたことが印象的でした。義歯をお使いになってメンテナンスにお越しいただいた際に、『この前、1人で昼間にジャズフェスに行ってソーセージ片手にビールを飲んできたのよ』と恥ずかしいそうに話されていた患者様の笑顔が当院のインプラント治療の本当の目的かも知れません。

治療期間6ケ月
治療内容静脈内鎮静
手術+補綴(上部構造)
治療費用170万