下顎の義歯が装着しただけでも痛くて咬めず、痛いために粘膜面を削合してもらうが、ゆるくなって合わなくなってしまうことを主訴に来院された患者様です。インプラントについても何回か相談したが、骨がないため出来ないと言われあきらめている。食事がとれないため体重が減り、体力にも自信がなくなったと話されていました。
入れ歯を入れるだけでも痛くなる理由を骨が吸収している部分に神経の枝が接していることをCT画像にてご本人とご家族に説明。
インプラントをアンカー(支えと)したブリッジ(義歯形態)を使用し、神経に触れる部分には加圧時の粘膜負担を最小限に設計した上部構造を提案。
治療方針の説明時に『今まで自分のことは遠慮して話さない母が初めてこの治療は受けたいと話しています』と娘さんが話していたことが印象的でした。義歯をお使いになってメンテナンスにお越しいただいた際に、『この前、1人で昼間にジャズフェスに行ってソーセージ片手にビールを飲んできたのよ』と恥ずかしいそうに話されていた患者様の笑顔が当院のインプラント治療の本当の目的かも知れません。
治療期間 | 6ケ月
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治療内容 | 静脈内鎮静 手術+補綴(上部構造)
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治療費用 | 170万 |
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